LINEスタンプを保護するための商標登録と実例

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LINEとは韓国最大のIT企業「NHN」の日本法人「LINE株式会社」が提供しているスマートフォン等に対応したコミュニケーションアプリです。

このアプリにおいて、コミュニケ―ションの場を盛り上げるのが、LINEスタンプですが、スタンプは、職業、年齢、プロ、アマチュアを問わず、誰でもLINEのスタンプを制作し、販売することができるのです。(LINEクリエーターズスタンプ)

中には数百万を稼ぐクリエーターもでてきて、いわゆる「クリエイターズドリーム」として、注目を集めています。

しかし、クリエイターは、商標権をはじめとする知的財産権、その他法令上の権利を侵害する行為は禁止されています。

知らないところで他人の商標権の侵害をしていると、クリエイターズスタンプの審査に落ちたり、配信停止になったりすることもあります。

また、作品保護の観点からは、試行錯誤の末に生み出された、自分の作品を守るために、商標登録をしておくという人が増えています。

ラインスタンプを法的に保護する包括的な法律はありませんが、今のところ、大きくは、著作権上の保護と、商標法上の保護が考えられます。

 

保護の実態と、また、実際に現在登録されているスタンプの一例を、以下にご紹介します。

 

 

 

 

著作権の保護

著作権は『無方式主義』といって、何もしなくても権利が発生します。
つまり、著作物を作成すれば、著作権が発生して、権利を得られるということです。

著作物として保護されるためには、顕著な特徴を有する独創性を備えていることが必要です。ラインスタンプはこの要件を満たしており、著作権上の保護を受けることができると考えられます。

しかし、著作権は1つ1つのスタンプに存在するため、抽象的なキャラクターについては著作権及ばず、キャラクター自体や名前などに著作権は存在しないという点が懸念されます。

また、著作権の権利主張は、様々の立証が必要で、著作権者が立証責任を負うため、困難なことが多いです。(例えば「他人の著作物に現実にアクセスし、これを参考にして別の著作物を作成した」ことの立証など)

著作権は、現に利用している著作物と既存の著作物が同一(類似)の場合であっても、利用著作物が既存著作物とは独立して創作されたものである場合には、著作権侵害は成立しないとされているからです。

 

 

商標権の保護

これに対して、商標権は客観的に判断されます。

商標法上は、指定商品とその商標から類似かどうかを判断します。外観・称呼・観念の3点から、客観的に類否判断されるのです。

全てを商標権でカバーできるわけではありませんが、権利が強固になるとともに他人への牽制効果も期待できますので、ビジネスプランに応じて、商標登録することをお勧めします。

商標の場合は、指定商品が重要になってきます。

指定商品が多くなると区分が増え、費用も多くかかります。

公式スタンプのライン株式会社は、多くの区分で登録していますが、個人の方はコスト面からも、まずは第9類で登録されていることが多いです。

以下に、LINE株式会社の登録状況の一例をご紹介します。

 

 

ライン公式スタンプ1

【第5739843号(登録日:2015年2月13日)】

 

第5739843号 権利者:LINE株式会社

商品及び役務の区分並びに指定商品又は指定役務:

【9類】アニメーションを内容とする記録済み媒体及び動画ファイル,インターネットを利用して受信し、及び保存することができる画像ファイル・・・等

【16類】印刷物,出版物,書籍・・・等

【25類】被服,履物・・・等

【28類】おもちゃ・・・等

【38類】インターネット回線を用いた電話による通信・・・等

【41類】通信ネットワークを通じた音楽・映像の提供,インターネットによるアニメーション画像・映像の提供・・・等

 

 

ライン公式スタンプ2

【第5739844号(登録日:2015年2月13日)】

 

第5739844号 権利者:LINE株式会社

商品及び役務の区分並びに指定商品又は指定役務:

【9類】アニメーションを内容とする記録済み媒体及び動画ファイル,インターネットを利用して受信し、及び保存することができる画像ファイル・・・等

【16類】印刷物,出版物,書籍・・・等

【25類】被服,履物・・・等

【28類】おもちゃ・・・等

【38類】インターネット回線を用いた電話による通信・・・等

【41類】通信ネットワークを通じた音楽・映像の提供,インターネットによるアニメーション画像・映像の提供・・・等

 

 

ライン公式スタンプ3

【第5739845号(登録日:2015年2月13日)】

 

第5739845号 権利者:LINE株式会社

商品及び役務の区分並びに指定商品又は指定役務:

【9類】アニメーションを内容とする記録済み媒体及び動画ファイル,インターネットを利用して受信し、及び保存することができる画像ファイル・・・等

【16類】印刷物,出版物,書籍・・・等

【25類】被服,履物・・・等

【28類】おもちゃ・・・等

【38類】インターネット回線を用いた電話による通信・・・等

【41類】通信ネットワークを通じた音楽・映像の提供,インターネットによるアニメーション画像・映像の提供・・・等

 

 

 

 ライン公式スタンプ4

【商願2016-5786(現在、審査中)】

 

商願2016-5786 権利者:LINE株式会社

商品及び役務の区分並びに指定商品又は指定役務:

【9類】インターネットを利用して受信し、及び保存することができる音楽ファイル,インターネットを利用して受信し、及び保存することができる画像ファイル・・・等

【16類】印刷物・・・等

【25類】被服,履物・・・等

【28類】おもちゃ・・・等

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